金利引き上げの生活への影響は

昨日(2007/02/21)、日銀が金利を引き上げました。
 今まで0.25%だったのが0.5%への利上げです。

今回は、単に今回の日銀の利上げの影響という事ではなく、金利上昇はわたしたちの生活でどのような影響があるかと言うことについて考えたいと思います。

利上げ、生活に直接の影響を与えそうなのが、銀行金利ではないかと思います。
ニュースなどでもほぼ引き合いに出されるのが、年金生活者などは預金金利が上昇して恩恵を被る。
しかし、逆に住宅ローン金利なども上がるので、マイホームに影響。

また小さな会社や自営業者なども借入れ金利が上がるので大変だとか、大きな会社なども積極的な設備投資などを控えるので景気に影響、 毎度毎度金利引き上げがあると、ニュースではこんな感じで取り上げられるのではないでしょうか?

でも思うんですが、年金生活者は、本当に銀行などの預金金利が上昇すればそんなに有難いんでしょうか?

まず年金生活者の正確な定義があるかどうか知りませんが、年金の収入が生活の主な糧と言うことだと思うのですが、預金金利が上がったからといって、 それほど利息収入が増えるのでしょうか?

今回の日銀金利引き上げを受けて、大手行が1年物定期を、従来の利息0・03%から0・06%に引き上げたそうです。

仮に、退職金か何かが5千万あったとして、これを一年定期に入れておいたとすると、これでは年間でたったの1万5千円(税引き前)増えたに過ぎません。
ましてや多くの年金生活者はもっと預金は少ないのでは無いでしょうか?(そうすると増える利息分は多くて月に数百円レベル?)

因みに、今回の金利引き上げを受けて、1年もの定期の預金金利を0.03%だけ引き上げた大手行なんですが、住宅ローン金利は0.1%の引き上げだそうです。

それは、こんなに僅かの金利上昇ではなく大幅な金利の引き上げがったらどうでしょうか?
確かに利息の分も大きく増えるので、随分と違ってくる様に思えます。

預金金利の勘違い

利息が増えた分助かっている様にも思えるのですが、実際には、物価の上昇で、お金の価値は時間が経過するほど下落してゆきます

そして預貯金は普通預金だろうが、定期預金だろうが、そして低金利はもちろん高金利の時でも、 確実に預けたお金の価値はインフレによって、それ以上の速さで目減りして行きます。

この辺の事は、詳しくは 預貯金について のところで詳しくお話しています。

金利引き上げで年金生活者が助かる(引き下げで困る)というのは、思い込みに過ぎないのではないでしょうか?

海外のニュースなどを思い出してみて下さい。 ハイパーインフレの時に、預金の利息はかなりの高金利になっています。
その時にお年寄りなど年金生活者は喜んでいますか? その様な事は見た事が無いと思います。 大抵は全くの逆のはずです。

ただ誤解して欲しくないのは、だから金利の引き上げが悪いとかそういう話ではないのです。

金利が高いなら高いでも、低いなら低いでもどちらでも、ただ手を拱いているのではなく、その状況の対策をとり、積極的に生かせるかどうかが、 あなた自身の状況を変えるのでは無いでしょうか?

例えば、低金利を利用して儲ける方法として 円キャリートレード などもお話しています。

要するに、あなた自身が状況を変えなければいけないのだと思うのです。(2007/02/22)

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