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外貨預金と比較する
外貨預金を考えてみると
それでは、外国為替証拠金取引と外貨預金を比較してみましょう。
現在の日本国内の低金利からすると、外貨預金はかなりの高金利の様に思えますが実際どうなのでしょうか?
通貨によっては一年定期で5%近くのものもあるようです。 それと比較すると、一般の定期は0.1%程度と冗談の様な金利ですから、それから比較するとかなり魅力的なような気がします。 実際どうなんでしょうか?
ここである銀行のUSD(米ドル)預金を見てみることにします。 ただし、実際にはUSDでは金利はそれほど高くないのですが。
とある銀行のTTSとTTBを見てみるとTTS105.75円、TTB103.75円となっていました。
TTS、TTBというのは? TTS(対顧客電信売)。 銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨に交換する)時に用いる為替レートのこと。 TTB(対顧客電信買)。 銀行が顧客に対して外貨を買取る(外貨を円に交換する)時に用いる為替レートのこと。
つまりスプレッド(売りと買いの差額で銀行の儲けとなる)は2円となっています。
これを計算しやすく$1がTTS100.00円として説明します。 因みに金利はUSD1年で0.1%!となっていました。
これではお話になりませんが、取り敢えず金利の事は考えずに話を進めます。
100万円を外貨預金にしたとして$1万です。 これを満期になって受け取るときに為替の変動が全く無かったとして、TTB98.00円ですから、98万円という事になります。(金利を含めないで) これでは、1年定期では金利約2.04%分が不利になってしまいます。(利息の税金を考慮しなくても) ですから、それを補う以上の金利でなければマイナスだという事になります。
ところでここで視点を変えて為替の動向を見てみるとここ2年間(05/04現在)でドル高の時が130円ほど、ドル安の時が104円ほどとその差は26円、ここ1年では120円と104円で16円の差があります。
つまり数%程度の金利差などはあっという間に消し飛ぶほどの為替の変動があった訳です。 特にこの年の為替変動が激しかったという訳でもありません。
ですから外貨預金というのは預金という名前ではあるけれども外国為替投資に他ならないのです。
その上、外国為替投資として考えると、外貨の定期は、スプレッドの開きは大きく、更に為替の変動時も中途解約の出来ないというリスクがあります。
また外貨預金は、国内の銀行であっても一般の銀行預金などと異なり預金保護の対象になっていません。
そう考えるとむしろ外国為替投資よりもリスクが高いと言えます。
また通貨によっては高金利のものもありますが、金利の高い通貨は弱い可能性が高く、高金利以上に為替差損を被る可能性が高い事も理解しておくべきです。
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