生命保険に加入する時に、「もしもの時の保障の額は多ければ多いほど安心なので、収入に応じてたくさん掛けた方が良い。」と思っていませんか?
確かに貰えるものは多いほど良いのですが、だからといって単純に高額保障の保険に加入すれば良いと言う訳ではないのです。
言葉は悪いかもしれませんが、保険はギャンブルと同じなのです。
保険の掛け金は、厳密に計算されています。
死亡保障であれば、保険加入者が、どれくらいの割合で死ぬのか?
一定期間で1万人に一人が死亡する計算だったとして、保障額が1千万円ならば単純に割れば、一人当たり千円です。(もちろんそんなに単純ではありませんが)
さらに社員などの人件費や、保険を募集するための宣伝広告費などの経費も賄わなくてはなりませんし、もちろん儲けの分も頂かなくてはなりません。
とうぜんそれらの分も掛け金に上乗せされます。
例えば、宝くじであれば、販売される金額の50%分だけが、当選賞金に当てられ、残りの50%は、経費や利益の分です。 売上が少なければ、その分当然本数が減り賞金も少なくなります。
生命保険も全く同じ理屈です。 必ず保険会社が儲かるように設計されています。
つまり、高額の保障のために多くの掛け金を支払うというのは、たくさんの宝くじを買うようなものです。 保険会社が得なのかそれとも保険の加入者が得なのかはハッキリしていますよね。
このような性質上、掛け捨てタイプの保険であれ、積み立て型の保険であれ、保険加入者の方が不利であるので、必要以上の保険に加入するのは損をしているのと同じだといえます。
必要以上の保険加入は、宝くじの当選を当てにしてお金を賭けているのと同じなのです。
例えば、ある程度収入のある人はいざと言う時に貯蓄や投資などからの収入があるのでそれほど困らないかもしれません。
そうすると逆に収入が増えて行った事によって、保険に頼らなくてはならない部分が減ってくるという事も充分に考えられます。
そうなれば、収入は増えて行くと逆に保険の保障は少なくするという選択が賢いという事になるのでは無いでしょうか?
他にも、小さいお子さんがいれば万が一の時の保障も考えなくてはなりません。
しかし、お子さんが既に独立してしまったとなればどうでしょうか?
お子さんの保障の心配もなくなるので、保障は夫婦の分だけ考えれば良くなります。 当然、保障額も少なくて済む様になるはずです。
つまり生命保険の保障は、必要な分以上に掛けるのは、お金を無駄にしているという事です。
生命保険はあれもこれも付け加えるよりも、本当に必要なものだけに絞る方が賢い保険の利用仕方といえますし、 一旦生命保険に加入しても、あなたのライフステージと共に生命保険も見直す必要が出てくるということなのです。